こんなに違う!? 「関東」と「関西」の違い

びっくりしてしまいそうな、関東と関西の違いを集めてみました。文化や言葉、そして人柄まで!違うことばかりで驚いてしまいます。

「お稲荷さん」のかたち

関東の「俵型」に対して関西は「さんかく」

  

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関東のお稲荷さんの形と言ったら俵型。

俵型の酢飯に揚げがスッポリ包まっているこの形が主流です。

米俵を模写した形、稲荷寿司はお稲荷さん(きつね)の好物、油揚げを使っているので、そのまま稲荷寿司となったようです。

 

 

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 関西風は京都の伏見稲荷が発祥と言われています。

きつねの耳や伏見稲荷大社のある稲荷山のかたちを模したものとされています。

関西方面に多い稲荷寿司は写真の様に具が酢飯だけではなく、五目飯やひじき飯など入れるのが特徴です。

 

ちなみに全国にお稲荷さんが奉られているところは3万社にもなるとされております。

そして、江戸時代には、江戸で良く見るものとしてこんな言葉まで残されています。

「火事喧嘩 伊勢屋 稲荷に犬の糞」!


こんな感じで江戸時代から全国に無数にお稲荷さんは祭られております。

「ソース」の違い

関東は「ブルドックソース」、関西は「イカリソース」「オリバー(どろ)」「オタフクソース」など豊富な種類がある

 

関東ではコロッケにもとんかつにも、お好み焼きにも焼きそばにも同じソースをかけるという人が多いです。

 

関東でソースといえば「ブルドッグの中濃ソース」で、これ1本で何にでも合わせられます。

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 一方、関西でソースといえば「イカリソース」です。

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また関西はソース文化。

同じソースで済ませるなんてありえません。

 

さらっとしたウスターソースと、どろりと濃いとんかつソースを使い分けるのは当たり前。

さらにお好みソースもあります。

オタフクのお好みソース、焼きそばソースはスーパーでよく売られていて、関西人の食卓を彩っています。

 

お好み焼きやたこ焼きだけでなく串カツなど、いろんな食べ物に合わせてソースを選んでいます。

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参考までに、各地域1位の商品を地図上に配置した図が以下の図です。


ブルドック、カゴメ、オタフクが3大勢力と言えそうです。

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「お餅」のかたち

関東は「切り餅」、関西は「丸餅」

 

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これが関東でよく使われる角餅で、切り餅とも言います。

板状にしたのし餅を切ったものを指します。

 

 

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 こちらは関西で使用される丸餅です。

 

もともとはみんな「丸餅」だった

以前は関東関西関係なく、お雑煮には丸餅が使われていたそうです。

その由来にはいろいろな説がありますが、望月や鏡を模したからというのが有力なようです。

他にも、丸は魂を象徴するかたちであることから、「年のはじめに食べることで神の力を得ることができる」と考えられたという説や、丸は農作物の豊作を象徴することから縁起をかついだという説もあります。

 

「切り餅」は合理的だった

江戸は他の地域に比べると人口が多く、いちいち餅を丸くすることが不都合でした。

それによって江戸では大量に餅を生産するために切り餅が使われるようになり、関東に広まりました。

ひとつずつ作る丸餅と違い、切り餅はのし餅さえ作っておけば、あとは切ってしまうだけなので便利でした。

合理性を重視した結果だったのです。

 

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農林水産省のHPでは、お雑煮文化圏マップが掲載されています。

どこの地域でどのようなお雑煮の食べ方をしているか一目瞭然のおもしろいマップです。

これによると角餅丸餅の分け目は、天下分け目の「関が原の戦い」で有名な岐阜と滋賀の県境あたりなようです。

関東は圧倒的に角餅のすまし汁仕立てですが、関西は地域によってバラバラというのが印象的です。

 

 

「きつね」「たぬき」の違い

関西には「きつねそば」と「たぬきうどん」は存在しない

 

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 一般に関東では油揚げがのったそば・うどんを「きつね」、天かすをのせたそば・うどんを「たぬき」と呼びます。

一方、大阪で「きつね」といえば油揚げのうどんだけを指し、「たぬき」は油揚げののったそばになる。

きつねそば、たぬきうどんはあまり見かけない。

 

 

 

実はきつねうどんの発祥は大阪にあるとされております。

船場にある1893年(明治26年)創業のうさみ亭マツバヤだそうです。

3代目店主の宇佐美芳宏さんによれば

「最初は『こんこんうどん』と呼んでいたようですよ。」

 

初代はすし屋で修業を積み、うどん屋で独立し、いなりずしをヒントにかけうどんと皿にのせた油揚げを別々に出したのが始まりだったとのこと。

 

そのうちお客さんが油揚げをうどんに直接のせて食べるようになり、商人の街・船場で大ヒット。

いつの間にか「きつねうどん」と呼ばれ、全国に広がっていったとみられております。

 

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次はたぬき。

たぬきが生まれたのは江戸時代の終わり、関西より関東が先だったようです。

最初はイカのかき揚げをそばにのせていたようですが、関東ではごま油で揚げるので衣が黒っぽくなる、その茶色がかった濃い色が「たぬき」を連想させ、名前の由来になったとのこと。

ところが関東発のたぬきそばは、なぜか関西で広まらなかったのです。

そのうち「きつねがうどんなら、たぬきはそばのことだろう」との発想で、油揚げがのったそばを「たぬき」と呼ぶようになった、とする説が根強い。

 

 

 

「お寿司」といえば

関東では「江戸前寿司」、関西では「押寿司(箱寿司)」

 

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江戸前寿司」と呼ばれるようになったのは、江戸の前方にあたる海、つまり当時の東京湾で獲れた魚で握ることが由来しています。

現在で言うにぎり寿司のことを指す江戸前寿司は、今のように冷蔵庫や冷凍庫といった保管庫がない時代、保存をしやすいように仕上げる工夫がされていました。

 

その工夫とは、魚介類が新鮮な内に塩や酢で締めたり、タレに漬け込んで煮たりする「仕事」を施し、生の状態よりも旨味を凝縮させる方法です。

 

 

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関西の寿司は、木箱に酢締めにした魚、酢飯を詰めて押して作ることから「押し寿司(箱寿司)」とも呼ばれています。

 

完成した寿司を切った形が江戸時代にできた握り寿司の原型であり、にぎり寿司のようなシャリの上にネタが乗っている形とは異なります。

関西の寿司は保存を主体とするため、江戸前寿司に比べて砂糖を多く使います。そして江戸前寿司は余分な酸味を蒸発させるために、酢とご飯を合わせた後うちわや扇風機などで急激に冷ましますが、関西の寿司は酢をしみ込ませるために、ゆっくりと冷まします。

 

 

 

「おにぎり」のかたち

関東は「さんかく」、関西は「俵型」

 

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おにぎりは戦国時代には兵糧食として重宝され、握りやすいように三角か丸い形をしていたようです。

それが関東では三角形となって今に残っているようです。

 

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江戸時代、日本中から米や物産が集積する大坂は「天下の台所」と呼ばれてました。

町人文化が栄えて観劇の習慣が定着し、劇を見ながら幕の内弁当を食べるのが当時の流行でした。

一口サイズの俵型おにぎりならば三角形など他の形に比べて弁当箱に収まりやすく、箸でつまみやすい。

 

よって、関西では幕間に食べるお弁当に詰める際、箸でとりやすくするためにも俵形になったと言われています。

 

 

また、のりを巻く場合、関東が焼きのりに対して、関西は味つけのりを巻くのも特徴です。

 

 

 

灯油の「ポリタンク」の色

関東は「赤」、関西は「青」

 

石油ファンヒーターを利用するうえで欠かせないのが灯油ですが、灯油を入れるポリタンクの色は何色でしょうか?

現在主流となっている灯油用のポリタンクの色には、赤と青があります。

以前は、これ以外の色もよく見かけましたが、最近ではほとんど赤か青しか見かけなくなりました。

 

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関東では「赤」がほとんどです。

赤色は、消防車や消火器など「火気」な物を扱うとイメージさせるとおり、危険であることを表す色として「赤」が普及、定着したのだと考えられます。

 

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 関西では「青」が定番!

なぜ東と西で色が違うのか?様々な説がありますが
もっとも有力なのは、ポリタンクを製造する際、色付けに使う塗料は青色のほうが価格が安く、商人の町、合理主義の関西では原材料の価格を抑える為に、青色のポリタンクが主流になったと言いわれています。

 

こうして、関東では赤いポリタンクが主流になり、関西では青いポリタンクが主流になったのだそうです。